「……なぁ舞花。俺考えたんだけどさ」


「ん?」


「そろそろ一緒に住まないか?」



リビングに戻ってソファに座ると、隼也は私の手をキュッと握る。



「隼輔も俺に慣れてくれてるし、週末終わって別れるのが最近結構しんどいんだよ。一人になるのが嫌で、早く金曜になれってずっと思ってる。それに今日みたいなことがあったら、やっぱり同じ家に住んでた方が何かと連携も取りやすいしいいと思うんだ。……舞花から見て、どう思う?」



探るような視線に、私も手を握り返した。



「うん、私もそろそろいいかなって思ってた。隼輔も慣れてきたし、あの子、毎日パパに会いたいって言ってるの。それに私も今日同じこと思ったから」


「……そっか、じゃあ決まりだな」


「うん」



ゆっくりとキスをすると、そのまま腕の中にすっぽりとおさまる。



「どんな家がいい?」


「そうだなあ……隼輔がのびのびと成長できるところがいいから、近くに大きな公園があるといいよね」


「そうだな、それならスーパーとか病院も近い方がいいよな」


「うん。駅近だと便利でありがたいなあ」


「あぁ。早速明日見に行ってみるか?」


「うん、そうしよう」



向きを変えて隼也の足の間に座り、隼也のタブレットを使ってネットで物件探しをする。


後ろから覆い被さるように私のお腹辺りを抱きしめる隼也の温かさが気持ち良い。


時々私の身体をいやらしく撫でる手や甘いキスに翻弄されつつも、良さそうな物件をいくつかピックアップしているうちに夜は更けていった。