【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「ちょっと、ユミちゃん。リーンちゃんの身辺調査をしたわけ?」

「身辺調査って、人聞きが悪いじゃない。気になったから調べてもらっただけよ」
 それを身辺調査というのではないか。

「もう、ユミちゃんたら、気が早いんだから」

「だって、あのイブよ? あれが気になる女の子なんて、気になるでしょう?」

「それは、気になるけれど。でも、リーンちゃんならわかる気がする」

「ちょっと」
 とユミエーラは文官を呼んだ。ちなみにこの文官の名前は、ちょっとではない。
「アイリーンは、プーランジェの宰相の娘よね。この長期休暇は、プーランジェに戻るのよね」

「そのように思いますが」

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