母が昔持っていたものだという瞳の色と同じ色の宝石をはめ込んだペンダント。今までの分を埋め合わせようとしているかのような贈り物の山である。

 父の気持ちは嬉しい。嬉しいが、子供にこれではやり過ぎだ。

「パパ。これは無駄遣い。来年からは一個にしよう」

「……わかった」

 ミリエラに叱られ、ジェラルドがしゅんとする。そんな彼に向かって声をかけたのは、わざわざ王都から来てくれた祖父母だ。

「はは、ジェラルド。ミリィはとてもいい子に育っているじゃないか――私達からは、これをあげよう。虹色貝の殻だよ。そのまま置いておいてもいいし、錬金術の材料にしてもいい」

「わあああああ、ありがとう、おじい様、おばあ様!」

 祖父母からの贈り物は、虹色貝の殻である。なかなか手に入らない貴重な品だ。その名の通り、貝の内も外もキラキラと虹色に輝いている。

 そのまま飾っておいても美しいのだが、錬金術の材料としても重宝される品だ。

 ミリエラが目を輝かせたのを見て、父はまたもやうなだれた。

「パパ、ミリィパパのご本嬉しいよ? おじい様達からいただいた虹色貝で、何が作れるか一緒に調べてね」