クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!

その間も後ろからチクチクと視線を感じた。


それに加えて他の女子の嫉妬の視線も一緒に……。


ほんとに地獄なんですけど!



「愛華お疲れー。なーんか、転校生に気に入られてんじゃん。羨ましー」


「はぁ!?冗談じゃないよ!こっちは迷惑だっつの!!」



バンッと勢いをつけてお弁当を置くと椅子に座る。


ほんとにやだ!


一体秋葉くんは何を考えてるの!?



「あら。お怒りモードの愛華ですか?なんかあったの?」



そんな私を見て動じない紅葉は涼しい顔で聞いてくる。



「もう、ほんと迷惑!授業中ずっと私を見てるし、さっきなんか、見ず知らずの私をお昼に誘ったんだよ!?ありえなくない!?」


「あらー。熱烈だこと。もしかして、愛華のことが好きとか?」


「それは絶対ない!あの、イケメンで不良の秋葉くんがこの地味な私を好きになるとか絶対ない!」



一気に言ったせいではぁはぁと息が上がる。
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