甘いキスをわたしに堕として。

朱里side



紅蓮VS風月


明らかに俺たちのほうが力が強く、風月はもはや再生不可能な状態まで陥った。



そんなとき_



ダダダダダッ

何かが階段から落ちる音が倉庫中に響く。



何事かと思ってみれば、藍が階段から勢いよく転落していて。




俺は一目散に駆け寄った。



俺が声を掛けても反応が鈍い。


ましてや頭から出血していて、止まる気配がない。



「しゅり…っ」


頼むからそんな顔するな。



どうせ心配させちゃったとか思ってるかもしんねぇけど、心配すんのは彼氏として当たり前。
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