eスポーツ!!~恋人も友達もいないぼっちな私と、プロゲーマーで有名配信者の彼~
「大会前の大事な時期に、春菜に心配かけたくなかった。弱い俺を見せたくなかった。春菜のことが好きで、嫌われたくなかった。母さんにもまた捨てられたみたいな気持ちになって、俺は人に愛されないのかもしれないって考えた」
「私は……!」
言おうとしている気持ちが、言葉にならない。
「うん。今日わかったよ。春菜はさ、俺の弱いとこも、どんなところも、受け入れてくれるんだって」
ヤマトは私の手を取る。
その手は、大きくてあたたかい。
「頼らなくてごめん。心配かけてごめん。……やっぱり春菜が好きだ。春菜に、ずっとそばにいてほしい」
「私も、ごめん。大変なときに支えられなくてごめん。これからは、私がそばにいる。世界中、全部の人がヤマトを置き去りにしても、私だけは絶対ヤマトのそばにいる。ひとりにさせない。だから、だから……。もうひとりだと、思わないで。ヤマトが好き。大好き」
声を押し殺すように泣いて、そしてお互いを理解した。
大丈夫。もう迷わない。ヤマトを疑うことなんてしない。
もう、私達はひとりじゃない。
「私は……!」
言おうとしている気持ちが、言葉にならない。
「うん。今日わかったよ。春菜はさ、俺の弱いとこも、どんなところも、受け入れてくれるんだって」
ヤマトは私の手を取る。
その手は、大きくてあたたかい。
「頼らなくてごめん。心配かけてごめん。……やっぱり春菜が好きだ。春菜に、ずっとそばにいてほしい」
「私も、ごめん。大変なときに支えられなくてごめん。これからは、私がそばにいる。世界中、全部の人がヤマトを置き去りにしても、私だけは絶対ヤマトのそばにいる。ひとりにさせない。だから、だから……。もうひとりだと、思わないで。ヤマトが好き。大好き」
声を押し殺すように泣いて、そしてお互いを理解した。
大丈夫。もう迷わない。ヤマトを疑うことなんてしない。
もう、私達はひとりじゃない。