輝きのままで
どうしてそんなに嬉しそうに笑うのだろう?と思った時、シュウジは手帳のメモに住所、氏名、携帯、メールアドレスなど一通り書いて渡した。
「ピノコって、なんか今まで会った誰とも違うし、また会いたいと思ったからさ…。だけど、ナンパと思われたくはないから、ピノコの個人情報は敢えて聞かないよ」
ナチュラルに気遣い上手なんだな…と思い、バッグにそのメモをしまった。
電車がやって来たが、高尾まではたった一駅だ。
私が先に下車するとき、
「気を付けて帰りなよ?」
彼はそう言って、ドアが閉まったあとも、相変わらず眩しい笑顔で手を降っていた。
私も小さく手を降った。
「ピノコって、なんか今まで会った誰とも違うし、また会いたいと思ったからさ…。だけど、ナンパと思われたくはないから、ピノコの個人情報は敢えて聞かないよ」
ナチュラルに気遣い上手なんだな…と思い、バッグにそのメモをしまった。
電車がやって来たが、高尾まではたった一駅だ。
私が先に下車するとき、
「気を付けて帰りなよ?」
彼はそう言って、ドアが閉まったあとも、相変わらず眩しい笑顔で手を降っていた。
私も小さく手を降った。