例のレストランで働いている従業員はヴィレリオの知り合いだった。
 どうにかしてタケノコを入手して欲しい、と頼んだところ、なんとか一本、手に入れることができた。
 もちろん、この従業員がこっそりと盗んできたのだ。

 レストランで出されているものは柔らかく煮てから、炒めているというのがその従業員の話。
 この粉で一緒に煮ている、と言う。
 だけど、自分はこのタケノコの担当ではないから、詳しくはわからない、と付け加えて。

 タケノコを手渡し、その話を料理人に伝えたところ、なんとかやってみます、と言う。
 とにかく、その粉と一緒に噂のタケノコを煮てみた。
 それから、肉と一緒に炒める。