エリート極上男に堅物女で有名な私が何故か執着されています【完】  ~続編更新中~
SS・デート日和
居酒屋での話し合いが終わった後、ミヲ君と会うことも多くなり前のようにでかけるようになった。


今日は私の希望で海釣りにきている。



風は少々強いけど、SUV車の後ろで腰かければそんなに気にならない。

そこでミヲ君こだわりのお紅茶を頂きながらまっさらな秋空に流されていく白い雲を見上げる。


う~~ん、やっぱりいいな~。
最高の時間だ。

グイグイ釣れるわけじゃないんだけど、このまったり感がたまらない。

ミヲ君はいつものように海を眺めている。


不意に私の方を見て微笑むからドキッとした。


「楽しそうだね」

「うん、楽しいよ」

「そんなに釣り好きだったっけ?」

「何言ってるの?ミヲ君と一緒だから楽しいんだよ」

「――――ああ、そ、そうか」


ミヲ君照れてる?なんか人が変わったみたい。

前はあまり感情を表に出すことは無かったのに。

仕事が変われば性格も変わるのかな?


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