心の温度
マドンナの恋人

相談

点滴も終わり、社宅へ帰ってきた。
北川さんを寝室まで運び終え
お母さんとお父さんから何度もお礼をされて俺は自宅へ戻る。

時計を確認すると23時だった。
七海と寝てた知恵が起きてきた。

「お兄ちゃん、お疲れ様」
「知恵、今日はありがとうな」
「啓太くんも大丈夫だった?」
「うん。点滴してる北川さんを見たらやっと安心して寝たわ」
「良かった〜。でも過労って診断だったんだよね〜
私は彩音さんがオーバーワークしてる感じには思えないんだけど…」

「う…ん。あのさ知恵。ちょっと相談あるんだけど……今日は遅いから明日にするか?」
「いや、相談って彩音さんの事でしょう?今、話して欲しいな」
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