心の温度

でも俺は、北川さんがこれ以上傷つかないように守ってやりたいと強く思った。

先ずは、北川さんの家族のことも知ってる知恵に相談して、大輔の意見も聞いてみるかなぁ〜

お父さんとコーヒーを飲みながらぼんやり偽装したあとの事を考えていた。

お父さんはコーヒーを飲んでからまた様子を見に行ったが、寝た啓太くんを抱いて待合室へ戻ってきた。
「啓太くん寝ちゃった」

スヤスヤ寝てる啓太くん。
やっと安心して眠っている啓太くんの寝顔を見て、
この子の為にも北川さんを守ろうと気持ちがほぼ固まった悟だった。
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