❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
第十三章 かすみが託した手紙
「よかった、ヘリ飛んだんですね」

「ああ、もうずっと一緒だ」

「よかった」

そして、またかすみは眠りについた。

「春日部さん、ちょっとよろしいですか」

担当医村上は俺を別室に呼んだ。

「なんだ」

「かすみさんは体力も低下しています、飲み込む力も衰えています、点滴に痛み止めを入れて、なんとか持たせています、いつどうなるかわかりません、覚悟はなさっていてください」

「分かった」

俺はかすみの手を握り、語りかけた。

かすみ、お前をはじめてキャバクラで紹介してもらった時、一瞬で一目惚れをした。

お前を個室指名して、抱いた時、震えていた身体を抱きしめて、俺だけのものにしたいと思った。

かすみはどう思っていたんだ。

毎日、俺だけを相手にして、お前も満足してくれていたのか。

極道の世界で生きている俺にとって、かすみは最高に癒される存在だよ。

お前が消えたら俺はどうやって生きていけばいいんだよ、教えてくれ。

俺はずっとお前と一緒にいたい。

俺も連れて行ってくれ。

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