❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
なあ、かすみ。

俺は食べ物も喉を通らない。

体力も低下しはじめた。

大館もヘリで駆けつけた。

「社長、社長まで倒れたら、かすみさんが心配します、食べてください」

俺の耳に大館の言葉は届かなかった。

俺は意識がなくなり、ぶっ倒れた。

そう、倒れたのではなく、いきなり、ぶっ倒れたのだ。

「社長、社長、しっかりしてください」

俺はふっと目が覚めた。

いや、ここはどこだ。

やべえ、俺、先にあの世にきちまったのか。

そんな俺に声をかける女がいた。

私はユリエよ。

私をこの世に呼んで。

ユリエ?でもかすみじゃない、似ているけど、かすみじゃないと断言出来る。

お前は誰だ、この世に呼んでってどういう意味だ。

ユリエと名乗る女は消えた。

そして、はっきり目が覚めた。

「社長、大丈夫ですか」

心配そうに俺を覗き込んでいるのは大館だった。

「かすみは、かすみは大丈夫か」

「はい、眠っています、今のところバイタル安定しているそうです」

「そうか」

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