郵便受けの中に、高野先生からの手紙を見つけたとき。

私は本当にほんとうに驚いた。

なにしろ返事がくるだなんて、まったくの想定外だったから。


それに――

私が手紙を投函してからまだそれほど日数がたっていない。

どう考えても?どう計算しても?

先生は私からの手紙を読んで、すぐに返事を書いて出していた。

それを思っただけでもう……。

私は胸がいっぱいになった。


もちろん――

先生は律儀で筆まめな人で、誰にでもそうするのかもしれないし。


けれども……それでもなんでも嬉しかった。


洋形の水色の封筒を開けると、中には一枚の葉書が入っていた。

大学の礼拝堂のポストカードだ。

厳かでいてほんのりと温かなステンドグラスが美しい。

礼拝堂は大学のキャンパスで私の一番のお気に入りの場所だった。