【長編】sadist and masochist love stories

湊司 side ③

「ただいま、母さん。
後でみなみくるから。」


「おかえり。
みなみちゃんかぁ。
久々ね。」

母さんは、嬉しそうにキッチンに向かった。


「母さん、なんか作るの?」


俺も母さんの後を追った。

「ふふっ。
ちょうどよかったのよ。」


母さんは、笑顔で冷蔵庫から何かだした。


「プリン?」


「そうよ。
なんかカレー作ったら、作りたくなったの。」


母さんは、なんて....


「こんなにたくさん作って....」


プリンが10個。


俺、甘いの苦手だからなぁ〜。


「大丈夫よ。
甘いのと甘くないのがあるんだからね。」


やっぱ、母さんだ。


「俺、着替えるから。
みなみ来たら、部屋に来るように言って。」


「はいは〜い。」
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