私の道 ―(実話)―
大ちゃんは私と同じだ。


私が陸を待ち続けたのと同じ気持ち。



一番よくわかってるはずなのに…。

ちゃんと向き合わなきゃいけない。


もう陸とは終わったんだ。



拉致されたときに
救ってくれたのは大ちゃんなんだから



私は時計を腕にはめた。



「ありがとう、大切にするね」
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