『お華ちゃん、何してるの?』



少女のように愛らしい笑顔を浮かべた少年は、自分よりも幼い少女に問いかけた。


町外れにある神社の庭先、桜散り始め桜吹雪が舞っていた。


『おじいちゃんがね、これは大切な物だから無くさないようにって言ってたの……』

『大切な物……?』


少年は少女が御神木の下に埋めた物を見つめた。

地中に埋められてしまった"大切な物"が何かは分からない。


ただ分かるのは、先日亡くなったこの神社の神主だった少女の祖父の形見であるのだけは分かった。


ーーーお華ちゃん……。




少年は切なそうに、たった一人になってしまった少女の横顔を見つめていた―――――





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