End of the transmigration of souls■Ｃhapter１■

●Ｅpisod １-3 The end of the beginning●

確実に…あたしの知らない所で何かが動き始めていた。あの話を聞いてしまってからもう何日が過ぎただろう。暗い部屋に1人。ずっとゴﾛゴﾛ横になって。何もやる気にならない。なんか昔もこんな事があった。 まだ師匠と出会う前。そう。師匠と出会う前………。



「やっぱり知りたい…！」



何か知ってそうな博士もいない。もう話を聞けるのは師匠しかいない……。



勢いよく飛び起きて師匠の家へ走った。



「師匠ｯｯ！」
「うわｯ！どｰしたそんなに息切らして…」
「……あれ？師匠…起きてる…」



扉を開くと師匠が普通に立って何かをしていた。 勢いよく走ってきたのでうまく止まれず師匠に受け止められることでやっと止まることができた。



「師匠…」
「長い間悪かったな。今日からまた再開すっか!?あ………………で？なんか急ぎの用があったんじゃないのか？」
「師匠……怒ってないの…？」
「…は？なんで俺がイｾﾙﾅを怒るんだ？」



師匠が状況をわかっていないので、この前街で聞いてしまったことをすべて話した。 あの日の夜、師匠を追いかけて行ってしまったことも全部話した。