やくざな人達
二章 タコ焼命
「毎度あり」
笹川は、気合の入った声を上げた。彼はタコ焼の屋台を守り続けて2年となる、元暴走族である。
朝7時から仕込みを始め、材料にもこだわりを持った店である。

心はすさみ、暴走行為へと走った彼は、ふと立ち寄った公園で運命が変わったのであった。
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