続!イジワル王子とお姫様
キスのち暴走
会場内にいる女の子たちの視線が、イタい。


突き刺さるような視線、羨望の眼差し、興味本位……と色々。


辛いし、ハズかしぃ。


うつむいて歩いてると、ナツキくんが肩を組んできた。


「堂々としてろって。また、キスしよーか?」


「いっ……いいっ!」


背中をシャキッと伸ばし、顔をあげた。


「そーしてろって。桃香は、かわいいから」


「へっ……?」


「オレが誰にもとられないように、こーやってちゃんと捕まえてて」




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