男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆




「椎榎さん、唯抖、おかえり」

身に着けていたエプロンを外しながら、佐田先生が入ってきて、

「二人ともお疲れ様。ていうか、いつまで抱き着いてるの?
いい加減離してあげれば?椎榎さんすごい顔してるよ」

クスクス笑いながらそう言った。



唯抖と靖杜はやっとのことであたしを離してくれた。



「…っぷはぁ…」

息苦しかったぜ。



「本格的な準備は明日からなんですか?」

今日はとりあえず必要なものを買ってきたっていう感じだったんだよね。


「うん。放課後とか、大変になるよ」

先生はニコッと笑う。



明日から忙しくなるか。


転入早々こんな大きな学校行事が待っているとは思わなかったけど、
楽しくみんなと過ごせたらいいな。



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