ロシアンルーレット【コミカルアクション】
「俺は人を愛する資格なんかないんだ。ましてや愛される資格なんか…。お前に愛されることを望んでたわけじゃなかった。ただ俺は…」






 『お前を見ていたかった。』






 …って、やっぱ陰湿なストーカーだな。


 最後の言葉は結局言えず、言ったとしても聞こえないけど、でも口にするのもおこがましくて、俺のセリフは尻切れトンボのまま、二人の間の空間に漂った。


 ノアの泣きぬれた顔を見るのに耐え切れず視線をそらし、俺はゆっくりノアに背を向けると歩き始めた。


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