鋭く甘い視線の先の獲物
猛獣の甘い誘惑
「……おい。起きろ」
「………ん…」
「…うなされてたぞ」
「………はっ?!ご、ごめっ」
私、あのまま車で寝ちゃって気づいたらベッドの上にいた。
ここまで連れて来てくれたの?
「あなたがここまで?」
「重てぇのなんのって、腕が折れるかと思ったじゃねーか」
また厭味な事を言う男。
でも何故か私はいつもと違い、腹立たなかった。