異世界の花嫁



「ん、ここは・・?」


ゆっくりと目をあけて真っ先に目に入ってきたものは天蓋だった。


体中が重く、鈍く痛む体をゆっくりと起き上がらせて見ると人が4人は寝れるんではないかと思うような天蓋つきベッドに寝かされていたことがわかった。


「ここはどこ?私なんでこんなとこにいるの?」


自分がなぜこんな立派なベッドに寝ているかもわからず混乱していると扉が音をたて開いた。



現れたのはとても顔立ちの整った男性だった。





「・・起きたのか」


そう言葉を発するとゆっくりとベッドの方へと近ずいてきた。



「気分は?」


「えっ?」


近ずいてきた男の顔に見とれてたところに話かけられ、何を聞かれたのかまったくわからなかったのだ。




「体はもう平気なのか?」


「あっ、はい。大丈夫です」


「そうか」


「・・・・・・」


「・・・・・・」


「あ、あのぅ・・」


「なんだ?」


「え、えっと、そのぅ・・・」













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