ぼくたちのケータイ小説の作り方
3.30 描写論その2 「どのように」書くのか


それは作者であるあなたが決めることです。


あなたの持っている「リズム」「勢い」「ビート」のまま、表現すればいい。


それがすなわちあなたの「文体」となります。


あなた自身の「文体」を身につけること。それはあなた自身の「書くリズム」であり、それに乗ることで「あなたにとっての自然な」描写が出来るようになると思います。


ではどのようにすれば自分の「リズム」を出せるのか。


それはあなたが好きな作家の作品をよく思いだしてください。その人の文章をそっくりそのまま書き写してみるのもいいでしょう。そこからあなた自身の持つリズムがわかってくるはずです。
とにかくたくさん読むこと、たくさん書くこと。幅広い選択の中からあなた独自のリズム感を養えば、あなたの「文体」がわき上がってくるはずです。
自分でそれに気づく、もしくは作り上げることをしなければ、あなた自身の文体というのは生まれません。
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