ラジカルギャングズGODFATHER
4:親の姿





翌朝、AM6:00。
まだ空は暗い。


次吉は仕事に行っているから、隠れ家には綺斗とスバルとマサヨだけがいる。



外から来た燈路は、寝ている3人を起こさないように細心の注意を払ってシャッターの下をくぐったつもりだった。

──が、そこはやっぱりドジな燈路のこと。
頭をぶつけてガシャン、と盛大な音を立ててしまう。


「痛っ!」


派手な音を聞いて、ソファーの下で膝を抱え身を寄せ合って眠っている綺斗とスバルが起きた。


「おーす、燈路ちゃん」


寝惚け眼をこすって言ったスバルが唸る。


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