お腹いっぱいご飯を食べて、彼氏と喧嘩して仲直りして、友達と買い物へ行き、先生や親の愚痴をこぼす。


そんな当たり前の日常に憧れていた時代があったことを、知っていますか?



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1945年5月29日


午前9時22分


518機のB29部隊が、横浜に爆撃を開始。


豪雨のように激しい音を立て、空から無数に降ってくる焼夷弾。


『火の雨が降ってる…』


そう呆然と空を見上げた。



恐怖と不安に怯えながら、必死に火の中を逃げまどっている時、私は1人の女性と約束を交わした。


私の人生を変える大切な約束…。


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先月亡くなった、大好きなおばあちゃんが口癖のように言っていた。


『今ある幸せは当たり前じゃない。今を大切にしなさい、幸せを幸せだと思える心を持ちなさい。そうしたら、笑顔になれるから』


第二次世界大戦時代を必死に生き抜いたおばあちゃんから聞いた、貴重な体験談を思い出し創作します。


2010.7.14

この作品のキーワード
戦争  約束  切ない  笑顔  生きる