優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
救世主
目覚めたとき、大雅にギュッと抱きしめられていた。



もう少しこのままでいたくてあたしはまた瞳を閉じた。



もう一度幸せな眠りにつこうとしたところだった。




−ピンポーン…ピンポーン…−



何度も連打されるインターホンに邪魔をされた。




「雪穂、見てきて」





そう言われてあたしは服をきて玄関へ向かった。







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