明日も、キミに恋をする。

初めてのデート

その後、公園で少しお喋りしてから木下君は私を家の前まで送ってくれた。



まだお昼で明るかったし、私の家は木下君の家より遠いから、と断ったんだけど



木下君は


「俺が優とちょっとでもいたいねん」



と、冗談っぽい口調で言い私をまた赤面させた。





私たちが家の近くまで来た時


偶然、買い物にでも出掛けようと歩いていた私のお母さんと、曲がり角で鉢合わせになる。



お母さんは、見知らぬ男の子と並んで歩く私を見て、一瞬固まる。






実は私

お母さんに彼氏が出来たってまだ伝えていなかった。

恥ずかしくて、言えていなかった。





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