明日も、キミに恋をする。
いきなり自分に話をふられて

しかも男の子のことで、私はまた少し顔が赤くなる…。





「そ、そうかなぁ?なんか木下君って、あっちからいっぱい話しかけてくれるから…」



「大輔はうちと似たタイプやからな。なんちゅうか、ほっとかれへんってゆうか、世話焼きっちゅうか。優ちゃん笑わせたろ~みたいな。

でもめっちゃ良いやつやろ?」


陽子ちゃんは微笑む。




「うん。私、男の子とこんな風に話せるの初めてだから嬉しい。木下君は……初めての男友だちになれそうかも」


「え?いやいや!普通にもう友だちやろ!」


陽子ちゃんが笑う。





そ…そうなのかな?



木下君は私に気を使って話しかけてくれるけど……

勝手に男友だちって思っても良いのかな??




そうなら嬉しいけど…


私はまだそこまでの自信がないよ。



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