明日も、キミに恋をする。
2学期

新しいお隣さん

夏休みが終わり、二学期が始まる。



久しぶりの教室は、だまだ暑い。



陽子ちゃんや愛ちゃんとは、夏休み中に何度も遊んだのに、教室で会うとなんだか久しぶりな気がする。



大輔くんも…

制服の大輔くんと会うのは久しぶりだ。





「おはよー優」

「おはよう、大輔くん」

「優ちゃんおはよ!大輔も、今日昼までやし放課後みんなでマクドいかん?」

「おー!ええなー」



今日からまた、毎日みんなに会える。

わたしたちは笑いあう。






体育館での始業式が終わり、ホームルームで席替えをすることになった。



一学期は一度も席替えがなかったのに…。



私は窓際のこの席が好き。


後ろには陽子ちゃんがいて、右後ろに大輔くんがいる。




席替えなんてしなくて良いのにな…




「神様ーどうかまた優ちゃんと近い席にしてー」


陽子ちゃんが必死でそう祈ってくれる。

私も両手を合わせて祈る。





私たちはクジをひいて、黒板にかかれた数字の席に移動した。





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