明日も、キミに恋をする。
どうしよう…

どうしよう…!



声をかけるか迷って歩いている内に、校門は通り過ぎてしまった。



下駄箱につくと、上履きにはきかえている木下君に追い付いてしまう。


“内田”と“木下”


私たちは席も近いけど、下駄箱も近い。




結局

私がおはようを言う前に、木下君が私に気がつく。




「おぅ~うっち、おはよ」


木下君は眠そうな顔ではにかむと、靴を下駄箱にしまう。






「ぁ…お…おはょ…」






…ヤバい

ヤバい

ヤバいよ

こんなとこで顔が赤くなったら、変に思われちゃうよ。





でも、気持ちとは裏腹に私の顔はどんどん熱くなる。

耳まで真っ赤に違いない。


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