【改正版】好きと言わせて...。
あたしの指を見た龍の顔は、どんどん意地悪な顔へと変わっていく。




「ふーん」




ニヤリと笑う龍にあたしは、




「ははは」




笑ってごまかすしかなかった。




「さっそくやらかしたみたいだな。昨日何か大きなこと言ってなかったっけ?」




う゛っ・・・・
それを言われると言い返す言葉が見つからない・・・




あたしが何も言えないでいると、




「次は怪我しねぇように気をつけろよ。じゃーな。





あたしの手を離し、頭をポンとしてから龍は去っていった。





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