『K』
出産準備
あっという間。。

もうお腹もさらに大きくなり、赤ちゃんの頭がもう骨盤まで下がって、子宮こうが少し開いてきているらしい。

先生にはそろそろ陣痛が来るかもしれないと言われた。

私はすごく不安になる。
ちゃんと産めるだろうか、ちゃんと五体満足で産まれてきてくれるだろうか。。

私はいつ陣痛がきても大丈夫なように入院するための荷物はもうちゃんと用意した。

ピピピ~♪

『あっ優太?』

『おう、どうした?』

『う~ん別に何でもないんだけどさぁ。。』

私は不安な今、優太の声が聞きたかった。

『。。そっかぁ』

『ね~優太、もうすぐだね~♪』

『うんだなぁ~無事に産まれてほしいな』

『。。本当それだけが願いだよ』

『。。なぁ。マユも一緒にがんばろうな!赤ちゃんもがんばるんだからさ!』

『うん。。(泣)』

この時期はなんかすぐ涙もろくなる。。

『泣くなよ~がんばらないとなぁ♪』

『あ~優太に会いたいょ。。(泣)』

『ぢゃあ明日、仕事終わったら家行くよ!』

『うん、ありがとうぉ(泣)』

『だから泣くなってば!なぁ?(笑)』

『。。うん(泣)』

『もうママになるんだろう?強くならなきゃ笑われちゃうぞ?(笑)』

『。。はぁい(泣)』
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