おしえてください、先生。
「ぜっ、絶対見ないでね?!脱いでる時」
「子どもの体にキョーミねえよ」
雄悟先生の返事にはムッとした。
私だって、もう大人だもん……む、胸だって、成長してるし……!
ちくり、胸が痛む。
「入るぞ」
「う、うん……」
雄悟先生はブレザーだけ脱ぎ捨てる。
そのままお風呂場に二人で入った。
雄悟先生が蛇口を捻って、一番高いシャワーフックにかけられたシャワーから頭からお湯が出てくる。
頭から熱いシャワーを浴びれば、冷え切って冷たい制服も少しずつお湯を含んで温まり、体も少しずつ温かくなっていく。
すぐ後ろにいる雄悟先生も鏡に手をついて、一緒にお湯を浴びる。
鏡越しに私に覆いかぶさっている形の雄悟先生が見えて、ドキドキが止まらない。
濡れた髪を撫でつけて、色っぽい。
こういうの、色気があるっていうのかな……。
「あったけぇ……」
「ごめんね。寒かったよね……」