おしえてください、先生。

温かさに少し冷静さを思い出せば、申し訳ない気持ちでいっぱいになってきた。

おそらく寒い中マンションの前で待っていてくれたんだろう。

雄悟先生の方がよっぽど、体が冷えているかも。

その上、こんなふうに迷惑かけて……。



「別に、謝んなくていい」



お湯に濡れた雄悟先生がとても綺麗で色っぽくて、鏡から視線を逸らす。

どこを見ていいかわからないまま、俯いた。

今までにないくらい、心臓が音を立てている。



だめ、なんかもう、ドキドキしすぎて苦しい……。



「どうした?」

「な、なんでもない……っ」



俯いたまま、熱いシャワーがより体をほてらせていった。



雄悟先生に指示されるがまま、髪を洗い、顔も洗った。

着ている制服には泡がついてしまったけど、どうせ洗うんだから気にすんなと先生に言われた。



「あとな体だな……よし、脱げ」

「え?!」



じっと見つめられたまま言われ、大きな声をあげてしまう。

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