どうしょうもねぇくれぇ､好き。

☆俺の嘘

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「あﾞー…。」




どうしようか、と頭を抱えながら家までの道のりをﾄﾎﾞﾄﾎﾞと歩く。




…瑞季に告白…。



まず帰って、多分瑞季が先に帰ってると思うからそのまま告白…。




いや、無理な気しかしねぇんだけど。




はぁあー…。


と大きくため息をつく。



あぁ、俺の幸せが逃げていく…。



今、幸せを逃がしたら駄目な気がする。




ｽｳｯ。



幸せを取り戻す為に大きく息を吸う。




そして、気合いを入れて家まであと少しの距離を歩き出す。




すると





「渉くん。」





甘ったるい声が後ろから聞こえた。