嘘偽りの愛しい体温
今更後悔したって仕方ないけど、時間を戻せるなら…戻したい
どんなに苦しくても…告白なんてしない様にするのに…
今更手遅れってわかってるけど…時間戻って欲しい…
まだ…好き
好きな気持ちは前と何一つとして変わってない
蓮也の事が頭から離れない…
「里桜さん、今夜少し時間取れないかな?」
「…えっと……」
「ご飯食べに行こう」
仕事が終わって新藤さんが声を掛けて来た
誰とも話す気になれないんだけどな…。