嘘偽りの愛しい体温


「…あの、私…」


「心配しなくても下心はないよ。ただ、ご飯行く相手を探してるだけ」


「そうですか。わかりました…行きます」


「良かった。じゃあ、駐車場で待ってるな」




駐車場で待ってる


蓮也を思い出すな…


蓮也…此処まで迎えに来てくれて駐車場で待っててくれたっけ


まさかその日が最後になるなんて思わなかったな…


駄目だ私


思い出しては泣けてくる…。



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