死への救急搬送


2月22日

手術当日の家内は落ち着いていました。

手術は腎臓移植の手術をした東先生が行い手術後手術室に呼ばれ切り取った腎臓を見せられながら説明を受けます。



切り取った腎臓は非常にいびつに膨れてサツマイモのようでしたが、詳しい組織検査の結果は少し先になると言われ、腎臓には大量の血液が流れているので一気に切り離し可能な限り出血を抑えたが、どうしてもそれなりに出血したので輸血も必要になるし同時に透析も行わないといけないのでICUに入ると話がありました。



話が終わると一緒に説明を聞いていた叔母さんが

「その切り取った腎臓を撮ってもいいですか」

と言いながら携帯電話を取り出しました。


私は驚きましたが、先生は

「いいですよ。どうぞ撮ってください」

私は見るのも苦しかったのに叔母さんは勇気があるなぁと思いましが、後で話を聞くと家内から撮っておいてくれと頼まれていたそうで

「私やって見るんも気色悪かったのに」

と言っていました。






何故切り取った腎臓が見たかったのかは分かりませんが、術後に見られると思っていたということは、手術には不安がなかったということでしょうか。
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