セックス·フレンド【完結】
あたしと会う時、隆也は指輪をつけていたことがない。


そこも引っかかった。


それは、偶然なのだろうか?


それとも意図的に?


考えすぎて、吐き気がした。


心臓と同じリズムでこめかみの辺りが波打った。

立っているのも、息をするのも辛かった。


頭痛がピークに達した頃、ようやくアルバイトの時間が終わった。
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