my sweet love


「ごめん…」


「取りあえず
今は一時間目
始まっちゃったから
終わったらなんと言おうが
連れていくからね?」


「ごめん…」


「こう言うときは
ごめんじゃなくて
ありがとうだよ!」


「うん
ありがと」



その言葉を聞き
ホントに霸瑠には
何でもお見通しなんだと
改めて思った



そうして霸瑠は
私を気遣ってか
前を向き授業を聞き始めた



それを見て私も真剣に
参加しようと思うが
体調の悪さがそれを邪魔した




どうにか遅れないように
ノートを取っていたけど
やっぱり今の体調では
無理だった様で
授業終了のチャイムが
鳴ったときには
まだノートの
書き取りが終わらなかった




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