揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊦

chapter3

「あんっ…ひろ、と……」


薄暗いホテルの一室に、私の吐息混じりの声が妖しく響いている。


静かな部屋で聞こえるのは、私の喘ぎ声と大翔君の艶めかしい息づかい。

そして、時折ベッドが立てるギシギシッという軋む音。


「可愛い、由佳」


そう言って、彼は何度も私にキスをくれる。


未だに慣れないその甘い言葉に、私の胸は簡単にキュンっと反応してしまう。


「舌…出して?」


胸に手を当てながら、彼はゆっくりと刺激を与えてくる。

その快感に頭も身体も支配され、言われるがままに舌を少し出す。


次の瞬間、彼の温かい舌が私の舌の表面を舐め回し。

先端を細い指先で触れると同時に、舌先を絡め取ってきた。


「んっ、んんっ……」


呼吸がしづらくなりながらも、私も彼の舌を懸命に求めていく。


ただ、繋がっていたくて。

どんなに少しでも、彼と交わっていたくて。


彼とこうやって体を重ねるのも、まだ数える程度しかないけれど。

だけどいつの間にか、彼の体温を感じると安心する自分がいる。


そして初めて。

体の奥で彼と繋がっている時が、一番幸せなんだって気付いたんだ。
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