ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
お食事が終わって、ずっと気になっていた携帯を確認した。
ああ、やっぱり。
ヒロくんからのメールと着信がいっぱい。
「夏帆莉ちゃん、運転手に自宅まで送らせるわ」
食後、リビングでコーヒーを頂いていたら楓ちゃんが言った。
「それはたぶん大丈夫」
「もしかして西倉さん?」
「……うん。ごめん、ちょっと電話してみる」
リダイヤルした向こうでヒロくんのちょっと不機嫌な声が聞こえた。
「ごめんね。もうすぐ帰るから」
どこにいるんだよと訊かれて、理事長のお家と言ったら激しく混乱していたけど。
とにかく大丈夫だからと軽いいきさつだけを話したら案の定迎えに行くという返事。
「お迎え来るの?」
「うん」
「いいなあ。ラブラブ!」
このこの!とわたしの横っ腹を突くときに楓ちゃんから香った甘いフルーティーなフレグランスにうっとりとする。
素敵な香り。
その香りを嗅ぎながら、やっと本当の友達になれた気がした。
ああ、やっぱり。
ヒロくんからのメールと着信がいっぱい。
「夏帆莉ちゃん、運転手に自宅まで送らせるわ」
食後、リビングでコーヒーを頂いていたら楓ちゃんが言った。
「それはたぶん大丈夫」
「もしかして西倉さん?」
「……うん。ごめん、ちょっと電話してみる」
リダイヤルした向こうでヒロくんのちょっと不機嫌な声が聞こえた。
「ごめんね。もうすぐ帰るから」
どこにいるんだよと訊かれて、理事長のお家と言ったら激しく混乱していたけど。
とにかく大丈夫だからと軽いいきさつだけを話したら案の定迎えに行くという返事。
「お迎え来るの?」
「うん」
「いいなあ。ラブラブ!」
このこの!とわたしの横っ腹を突くときに楓ちゃんから香った甘いフルーティーなフレグランスにうっとりとする。
素敵な香り。
その香りを嗅ぎながら、やっと本当の友達になれた気がした。