レンアイ 韓国年下男の子
9章 カンコクゴ
さっそく電話をしてみた。

「もしもし。お店でチラシを見たものですけど。」

「はい。韓国語のことですか?」

あ、男性だ。てっきり女の人かと思ったのに。

チラシ、よく見てなかった。

「そうです。あの、個人授業OKってありますけど。」

「はい、基本、個人です。」

「あの、時間とかは?」

「ご本人と決めてます。まだ、あまり生徒さんいないから。」

「そうなんですか。夕方、6時ごろは空いてますか?」

「はい。月金以外なら。」

「では、水曜日の6時いえ、6時半からお願いします。」

「わかりました。場所は、チラシの地図、わかりますか?」

「はい。アパートですか?」

「はい。僕、学生なんで。」

「そうなんですか。来週からでもいいですか?」

「お待ちしています。」

学生、しかもアパートで。個人授業。

やだやだ、また変なこと考えてる。

大丈夫だよね。お店の信用にもかかわるんだし。

とにかく、やってみよう。

うん。
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