☆一番星☆
結婚
.


子供達が寝たあと、今日も舜とソファーに座ってテレビを観ている。




「舜、今日はありがとう。凄く楽しかった」


「俺も」




横に座る舜の腕に、自分の腕を絡ませてぎゅっとくっついた。


しばらくはお互いに何もしゃべらずにいたけれど、舜がこっちに視線を流しながら口を開いた。




「なあ絢華、ちょっと真剣な話をしてもいい?」




真剣な話?




「え、何?」




絡めてた腕を離して、舜の方へ体を向ける。




「俺、絢華のことを三年見てきたけど、実際付き合い始めてからはまだ四ヶ月で、……なのに、こんなこと言うのは早すぎると思うんだけど……」


「ん?」
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