【仮】首輪を,キミに。
キオクと微かな違和感。

あたしは今,お布団の中。

心地よい暖かさの中で幼き日の記憶を辿っている。

しかし,何にも思い出せない。

何1つ……。

それに,最近の出来事さえも所々霧がかかったように思い出すことができない。

ただ,頭からお線香の様な残り香が離れない。



なんでだろう?

凄く,息苦しい……。



< 4 / 120 >

この作品をシェア

pagetop