キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
佐和は腕時計を見る。





「陣、もうすぐ次の授業だから早速行こうか」



「あ?ざけんなよ、俺は寝るし」



「じゃあ自分から言った約束を破るんだね」



「…………」






ガシャン!


俺は苛立ちをフェンスにぶつける。





「はいはい、八つ当たりが済んだら行くよ」



「…………」





俺は佐和を睨むが佐和は余裕の表情でサッサと歩き出す。



…ちっ。


俺も仕方なく佐和に従い歩き出した。





あの女…マジでくだらねぇことしやがって。


今度見付けたらタダじゃおかねぇ。






そんな俺たちを見てタツは1人、呆然と屋上で立ち尽くしていた。



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