プラチナ・ラブ
未来へ
大翔side

家に帰ると、みんなで花音が作ってくれたすき焼きを食べた。

タカさんは上機嫌で、ビールを何杯も飲んだ挙句にソファの上で潰れた。


俺は部屋から毛布を持ってきてタカさんにかけてあげた。


「んー……お腹いっぱいすぎてどうしよう……」

「結構肉があったからな……」


タカさん、肉をいっぱい買い込んでたから。

花音は苦しそうにお腹を擦った。


「花音」

「ん?」

「ちょっと外出るか」

「……え?」


不思議そうに首を傾げる花音。


「いいから、ついて来いって」


俺はある場所へ向かって歩き始めた。

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