ヤンキー王子とラブレッスン③【完】
「しかも……。
煌からの電話に出ないとか。
そんなこと、今までのキミでは考えられなかったことだ」


「それはっ……。
心優ちゃんを捜してるとき、ケータイ……。
プールに落っことしちゃって……。
でも、そんなことより、心優ちゃんの方が大事だから。
僕、そのままケータイをプールの中に放置しちゃって……」


そんな風に。


電話に出なかった理由を、一生懸命説明する楓ちゃん。


でも……本当かな?


あたしには、もう……信じられないよ。
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